かわべり日記

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ロシアは金準備を取崩に入るか?

ロシアの財政赤字見通しが悪化し、原油価格の低迷により想定収入が下振れしている状況は、ルーブル防衛のための金準備取り崩しの可能性を高まっている。


今年のロシア財政赤字見通し悪化、原油価格低迷で想定収入下振れ

https://jp.reuters.com/markets/commodities/RGIGME3H5NOWXLWZS3VEU2HAYE-2025-04-30/

ロシアの財政と原油価格
財政赤字の悪化:2025年のロシアの財政赤字は、原油価格の下落による歳入不足で拡大している。
原油依存度:ロシア経済は石油・ガス収入に大きく依存しており、予算の想定原油価格(例:70ドル/バレル)が下回ると(現在50ドル台、)、財政リスクが増大する。

金準備取り崩しの可能性
ロシアは世界有数の金保有国(約2,300トン、2024年時点)であり、過去にも地政学的制裁や経済危機時に金準備を活用してきました。
外貨準備の制約:ロシアは西側制裁により外貨(特にドルやユーロ)へのアクセスが制限されており、ルーブル防衛のための外貨準備の使用が難しい。金は国際的に換金可能な資産として代替手段となる。

ルーブル安定化の必要性:ルーブル安が進行すると、輸入物価上昇やインフレ加速が国民生活を圧迫し、政権への不満が高まる。そのため、2025年1月にルーブル安になったときに、為替介入をした可能性があります。

過去の前例:2014年のクリミア危機時や2022年のウクライナ侵攻後、ロシアは金準備を部分的に活用し、ルーブル防衛や制裁回避に役立てた実績があり。
取り崩しを抑える要因としては、金はロシアにとって制裁下での「最後の砦」とも言える資産であること。過度な取り崩しは、将来の危機対応力を削ぐため、中央銀行は慎重な姿勢を取る可能性がある。

中国・インドとの取引:ロシアはBRICS諸国との貿易(特に人民元建て決済)を増やしており、金を売却せずとも一部の資金繰りに対応できる場合があるが、目下では中国は石油消費量が減っており、やや心もとない。
原油価格が40ドル台になれば、ルーブル安が顕在化した場合、金準備の取崩により金価格が大きく下落する可能性は高いと言えましょう。

Letter from Levant ツイッターに(現X)帰ってきたゴーンさん2025

トランプ関税騒ぎに皆さんが慌てふためく最中ですが、
あの男がTwitterに戻ってきました。レバノンからのお知らせです!
特にレバノンへの投資?を訴えていますが、どうなんでしょうね!でも、アラビア語フランス語ポルトガル語にもちろん英語もこなせるビジネスパーソンがそう言うんだから、レバノンへの投資も悪くないのかも知れません???
ゴーンさん曰く、「Stay tuned!」とのことなので、今後の活躍に期待しましょう!



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